FEMAP v12 新機能

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FEMAP v12 新機能

今回のバージョンアップでは、CAEエンジニアの視点に立った、定評のある使い勝手がさらに進化しました。
日本のお客様のご意見で追加された新機能もあり、設計用のCADツールに匹敵するようなモデリング能力を実現しています。

バージョンアップ新機能から、より業務を効率的に進めるための機能を厳選してご紹介します。

 

 

対話型スクリーン・エンティティ

該当領域をマウスでクリックすると“アクティブ”になり、ドラッグでの位置移動や、各項目ごとの変更を対話型で行えるようになりました。

 

 

 

ビュー凡例、ポストタイトル
  • クリックしてアクティブ
  • 移動
  • テキスト自動位置揃え
     ・左  ・中央  ・右
  • クイック・アクセスでビューオプションを表示

 

 

POINT

他のコマンドを実行していないときに、ビュー凡例をクリックすると、凡例に枠と下矢印が表示されます。下矢印をクリックすると、[ビューオプション] ダイアログボックスが表示されます。

 

 

ビュー座標軸
  • クリックしてアクティブ
  • “キューブ“の面をクリックして上、下、右、左 …
  • “キューブ“のエッジをクリックして左/上、上/後…45度方向
  • コーナークリックでアイソメトリックビュー
  • 矢印回転はスクリーンZ軸まわりの回転
  • ホームはオートスケール
  • クイック・アクセスで更にビューオプション制御の適用が可能

 

 

POINT

ビュー座標軸をクリックすると、オリエンテーションキューブが表示され、アイコンをクリックすることで、ビューを素早く整列させることができます。また、このキューブを画面上で移動することで、座標軸を画面上の任意の位置に移動できます。

 

 

コンター凡例
  • クリックしてアクティブ
  • 制御オプション
     ・レベル数  ・スムース/レベル  ・最大値/最小値
  • ドラッグで移動
  • クイック・アクセスでビューオプションを表示

 

 

POINT

コンタ凡例の表示を動的に変更できるいくつかのシンボルおよびアイテムが、コンタ凡例上またはその近くに表示されます。コンタレベルの精細化と粗大化の矢印をクリックすると、その都度コンタレベルが細かくなったり、粗くなったりします。

 

 

可視化の強化 フィーチャとシルエットライン

[ビュー] - [オプション] で表示される、[ビューオプション] ダイアログボックスの [ツール、ビュースタイル] カテゴリに [フィーチャライン] が追加され、メッシュ上に外形線を表示できるようになりました。

 

  • メッシュに対し 外形線を表示
  • 角度の指定で表示を制御

 

 

 

制御オプション
  • シルエットライン:On/Off
  • フィーチャライン:
     ・全ての要素  ・描画された要素
 

 
 

全ての要素、シルエット

描画された要素、シルエット

 

POINT

メッシュだけの場合でも、外形線を表示することが可能になりました。
エッジの無い箇所は、視界から消える曲線部分を強調して表示します。

 

 

メッシュ生成のためのサーフェス整列

[修正] – [その他の更新] – [サーフェスパラメータの整列] コマンドが追加されました。

円筒や円錐サーフェスのパラメータを調整し、サーフェスの周期分割位置(継ぎ目)がなるべく一致するようにします。

指定は[サーフェスパラメータ化を整列](サーフェスパラメータの整列) ダイアログボックスで行います。

 

 

(1)ジオメトリの継ぎ目がずれていることに注目ください

(2)[ソリッド上のすべて] を選択し、[自動検出] で整列させた結果-継ぎ目が90°回転します

(3)[ソリッド上のすべて] を選択し、[ベクトル方向へ] で整列させた結果
→ 継ぎ目がベクトル方向に整列します

(4)[サーフェス] を選択した場合(ハイライト色のサーフェスを選択)

(5)上記で、自動検出で整列させた結果 → 継ぎ目が90°回転します

(6)上記で、ベクトル方向で整列させた結果 → 継ぎ目がベクトル方向に整列します

 

POINT

全ての周期的なサーフェスを 0°と 180°で分割します。種々のCADから読込んだデータでは、接続したサーフェス間で厳密に整列しないためズレが生じ、結果的に短いエッジが発生します。FEMAPのメッシング・ツールで対処可能ですが、今回のコマンドはより厳密な解決を施します。

 

 

メッシングツールボックス – ワッシャとパッド

非円形の穴へのワッシャ適用

指定した幅でオフセットを行い、事前に設定されたマップド・メッシュ設定によって、穴周りにワッシャを適用します。

 

 

 

ソリッド要素へのワッシャ適用

再メッシュして四面体メッシュ、六面体メッシュへワッシャを適用します。

 

 

POINT

[ジオメトリ編集ツール] で [操作] が [ワッシャ] に設定されている場合、[非円形ループを含む]、および [ソリッドを分割] オプションが追加されました。

[ソリッドを分割] オプションは、「ワッシャ」パターンから生成されたソリッドを使用してソリッドジオメトリを細分化します。

 

 

ソリッド要素へのパッド適用

再メッシュして四面体メッシュ、六面体メッシュへパッドを適用します。

 

 

POINT

[ジオメトリ編集ツール] で [操作] が [4辺形パッド] に設定されている場合、[内部ループを含む] と [ソリッドを分割] オプションを追加しました。

[ソリッドを分割] オプションは、「パッド」または「ワッシャ付きパッド」パターンから生成されたソリッドを使用してソリッドジオメトリを細分化します。

 

 

コピーの改善

コピー/回転/鏡面コマンドを改善

[ジオメトリ] - [コピー] コマンドの、 [回転] および [鏡面]コマンドを強化し、関連するメッシュを自動的に選択するオプションを追加しました。

 

■含めるエンティティ・オプション

  • 荷重
  • 拘束
  • コンタクト/リージョン

■ナンバリング・オプション

  • ブロック
  • オフセット

 

 

 

■選択エンティティに対し、パターンの指定や、単一/複数コピーの繰返し数の指定が可能

 

 

■コピーの向き/変換:

  • ベクトルに沿って移動
  • 移動後の位置
  • ベクトル間
  • 平面間
  • 座標系間

■回転の向き/変換:

  • ベクトルを基準に回転
  • 回転後の位置

 

 

■マージ幅を指定する鏡面コピーオプション

 

 

POINT

[コピーの向き/変換] にある [移動後の位置] は、標準の座標定義ダイアログボックスを使って元の位置と先の位置を指定し、二点で定義されるベクトル方向にエンティティをコピーします。このオプションとダイアログボックスの [メソッド] を組み合わせて使用するととても便利です。

 

 

参照ジオメトリを含んだメッシュのコピー

[メッシュ] - [コピー] のメッシュに対するコマンドで参照するジオメトリを同時にコピーするオプションを追加しました。

 

 

ジオメトリとメッシュの鏡面コピー

コピーするエンティティのIDをどのようにするのかを指定できます。

 

 

POINT

メッシュと一緒にサーフェス・ジオメトリを鏡面コピー、ナンバリングは既存IDに100オフセットされます。

 

 

粘着ソリッド要素・Cohesive(粘着)材料

プロパティ、エレメントに新しく、粘着ソリッド要素・ Cohesive(粘着)材料を追加しました。

プロパティの厚さを必ず指定するので、厚みゼロの粘着ソリッド要素を作成することが可能です。

 

粘着ソリッド要素
■新プロパティ、エレメント
  • NX Nastran SOL 401/SOL 402用
  • PSOLCZエントリーを作成
  • プロパティの厚さを必ず使用するので、ユーザは厚みゼロの粘着ソリッド要素を作成できる
  • 積層ソリッド要素と類似、但し六面体要素(CHEXCZ)と三角柱要素(CPENTCZ)

 

 

 

 

NX Nastran Cohesive(粘着)材料

■粘着ソリッドのプロパティ

  • 等方性(I)
  • 直交異方性(3DXT)
  • NX Nastran Cohesive(MATCZ)

 

 

 

Cohesiveメッシュ作成

[メッシュ] - [スプリット] - [Cohesiveメッシュ生成] コマンドで粘着要素のレイヤを定義できるようになりました。

 

 

[メッシュ] - [スプリット] - [エッジスプリット] と類似しており、スプリット位置に粘着ソリッド要素の層を追加します。
コマンドを選択すると、[粘着要素をメッシュ] イアログボックスが表示され、粘着要素の挿入に関するオプションを指定できます。

 

 

POINT

粘着ソリッド要素は通常のソリッドのように体積があるソリッドメッシュとして定義できるほか、天井と床を一致させ、形状的に平面要素として定義することもできます。

 

 

はり中心線抽出

[ジオメトリ] - [カーブ] - [中心線] コマンドを追加しました。このコマンドは、ソリッドの中心線を表す曲線を作成します。

 

 

 

ジオメトリ属性セクション

■属性なしでジオメトリに適用

ソリッドにプロパティが割り当てられていない場合に限り、生成されるプロパティはマテリアルのドロップダウンリストで指定された材料を参照します。

 

■すべてのジオメトリに適用

生成されるすべてのプロパティは、マテリアルのドロップダウンリストで選択された材料が使用されます。

 

 

ジオメトリ選択オプション

■カーブ

1 つのソリッドを選択して一本だけ中心線のカーブを生成します。
カーブが選択されると、カーブの中点位置を求めてその位置でソリッドを切断した面の形状がビームプロパティとして使用されます。

 

■ソリッド

複数のソリッドを一度に選択することができます。選択が完了した後、中心線は次のいずれかの方法で生成されます。
まず、円筒またはトーラス面を検索し、見つかった場合には、中心線とプロパティの断面形状を決定します。円筒面やトーラス面がない場合、上記[ カーブ] と同様のアプローチで中心線を生成します。このとき主軸はソリッドの最大カーブの方向になります。

 

[チューブのみ]を選択すると、最初の方法のみ使用して中心線を生成します。

 

円形断面はFEMAP標準の円形断面で定義され、他はすべて一般断面として扱われます。

 


(1)元のソリッド

(2)生成された中心線

(3)プロパティ定義(断面の定義)

(4)中心線に生成されたビームメッシュ

 

POINT

このコマンドはソリッドの中心線に1本のカーブを生成します。表示されるダイアログボックスの設定によって、生成される中心線は変化します。

 

 

プリ処理

データマッピングの改善

データマッピングの改善により、クライテリア基準で要素への解析結果マッピングが可能となりました。

 

  • [モデル] - [荷重] - [アウトプットのマッピング]
  • クライテリア基準で要素へ解析結果をマッピング
  • “すべての互換性のある要素” を利用可能
    (元のモデルでグループ作成が不要)

 

 

 

離散値プロット

[ビュー] - [高度なポスト] - [コンタモデルデータ] に [離散値] プロットが追加されました。

モデル情報から離散値セットを自動作成し、要素値、または数値範囲でのプロットが可能になりました。

 

  • 要素値、または数値範囲で色分け
  • モデルデータコンタの全てで利用可能
     ・マテリアル
     ・プロパティ
     ・エンティティID
  • モデル情報から離散値セットを自動作成

 

 

POINT

ポスト処理機能は通常、応力、変位などの連続量(実数値)を扱うために用意されているので、離散値のコンタ表示では、このセクションで必要な設定を行ってください。

 

 

ポスト処理

ダイナミック・クライテリア

[ビュー] - [高度なポスト] に [ダイナミッククライテリア] が新しく追加されました。対話形式での制限値調整が可能で、クライテリア表示もスライダーバーで動的に更新できます。

 

  • 対話形式で制限値を調節
  • スライダーバーで動的に表示を更新
  • ラベル表示、絶対値表示のオプション

 

 

 

 

レポート作成

[ツール] - [レポートジェネレータ] コマンドが [ツール] メニューに追加されました。

 

  • マイクロソフトのワードが利用可能かチェック
  • タブで分かれたダイアログボックスで各種設定を行う
  • FEMAPは直接ワード内にレポートを生成する
  • シームレスなレポート作成機能を提供
  • ユーザーが指定した必要な情報を、表形式や画像で文書化記録することが可能
  • 解析モデル定義を要約

 

 

 

■エンティティ・タブ

  • エンティティの種類を選択:
荷重セット、拘束セット、コンタクトペア、アウトプット、
グループ、積層レイアップ
  • 各種類ごとに範囲を指定:
アクティブ、すべて、選択

 

 

 

ピクチャ・タブ(ビュー設定)

  • ビューの選択(アクティブビュー、マルチビュー、現在のレイアウト)
  • 変形図、コンタを含めるか
  • 用紙の向き
  • 絵の解像度(縦・横)

 



 

POINT

文書の完成度は、FEMAPを実行しているパソコンにインストールされているワードのバージョンで異なります。Word 2015以降のご利用を推奨します。

 

 

FEMAP v12 新機能と改善一覧

ユーザインタフェースと可視化
  • 対話型スクリーン・エンティティ
  • フィーチャとシルエットライン

 

 

ジオメトリ機能強化
  • 結合カーブと結合サーフェス
  • メッシュ生成のためのサーフェス整列
  • サーフェス ルールド/ビトウィーンカーブ

 

サーフェス ルールド/ビトウィーンカーブ

 

 

ジオメトリ機能強化-性能改善
  • フィーチャ除去

 

性能改善 - フィーチャ除去

 

 

プリ処理
  • ワッシャーとパッド
  • [ファイル] - [マージ]の改善
  • 粘着ソリッド要素・Cohesive(粘着)材料
  • コピーの改善
  • メッシュポイントエディタ(新)
  • 離散値プロット

 

[ファイル] - [マージ] の改善

 

 

ポスト処理
  • ダイナミック・クライテリア(新)
  • レポート作成

 

ソルバ・サポート
  • Nastran 、ANSYS、Abaqusの機能更新

 

その他
  • [リスト] - [アウトプット] - [結果をデータテーブルへ出力] の強化
  • [メッシュ] - [エッジメンバ] の更新
  • [グループ] - [操作] - [クライテリアから生成] の強化

 

[メッシュ] - [エッジメンバ] の更新

 

 

POINT

FEMAPをご利用中のお客様は、インストールフォルダのpdfフォルダ内に新機能を紹介した「NewFeature_1200J.pdf」がありますので、そちらをご参照ください。

 

 

過去バージョン新機能一覧

FEMAPのバージョン別の新機能はこちらからご覧ください。

 

 

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