今回のバージョンアップでは、CAEエンジニアの視点に立った、定評のある使い勝手がさらに進化しました。 バージョンアップ新機能から、より業務を効率的に進めるための機能を厳選してご紹介します。 |
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該当領域をマウスでクリックすると“アクティブ”になり、ドラッグでの位置移動や、各項目ごとの変更を対話型で行えるようになりました。
他のコマンドを実行していないときに、ビュー凡例をクリックすると、凡例に枠と下矢印が表示されます。下矢印をクリックすると、[ビューオプション] ダイアログボックスが表示されます。
ビュー座標軸をクリックすると、オリエンテーションキューブが表示され、アイコンをクリックすることで、ビューを素早く整列させることができます。また、このキューブを画面上で移動することで、座標軸を画面上の任意の位置に移動できます。
POINT
コンタ凡例の表示を動的に変更できるいくつかのシンボルおよびアイテムが、コンタ凡例上またはその近くに表示されます。コンタレベルの精細化と粗大化の矢印をクリックすると、その都度コンタレベルが細かくなったり、粗くなったりします。
[ビュー] - [オプション] で表示される、[ビューオプション] ダイアログボックスの [ツール、ビュースタイル] カテゴリに [フィーチャライン] が追加され、メッシュ上に外形線を表示できるようになりました。
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全ての要素、シルエット |
描画された要素、シルエット |
メッシュだけの場合でも、外形線を表示することが可能になりました。
エッジの無い箇所は、視界から消える曲線部分を強調して表示します。
[修正] – [その他の更新] – [サーフェスパラメータの整列] コマンドが追加されました。
円筒や円錐サーフェスのパラメータを調整し、サーフェスの周期分割位置(継ぎ目)がなるべく一致するようにします。
指定は[サーフェスパラメータ化を整列](サーフェスパラメータの整列) ダイアログボックスで行います。
(1)ジオメトリの継ぎ目がずれていることに注目ください |
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(2)[ソリッド上のすべて] を選択し、[自動検出] で整列させた結果-継ぎ目が90°回転します |
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(3)[ソリッド上のすべて] を選択し、[ベクトル方向へ] で整列させた結果 |
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(4)[サーフェス] を選択した場合(ハイライト色のサーフェスを選択) |
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(5)上記で、自動検出で整列させた結果 → 継ぎ目が90°回転します |
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(6)上記で、ベクトル方向で整列させた結果 → 継ぎ目がベクトル方向に整列します |
全ての周期的なサーフェスを 0°と 180°で分割します。種々のCADから読込んだデータでは、接続したサーフェス間で厳密に整列しないためズレが生じ、結果的に短いエッジが発生します。FEMAPのメッシング・ツールで対処可能ですが、今回のコマンドはより厳密な解決を施します。
指定した幅でオフセットを行い、事前に設定されたマップド・メッシュ設定によって、穴周りにワッシャを適用します。
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再メッシュして四面体メッシュ、六面体メッシュへワッシャを適用します。
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[ジオメトリ編集ツール] で [操作] が [ワッシャ] に設定されている場合、[非円形ループを含む]、および [ソリッドを分割] オプションが追加されました。
[ソリッドを分割] オプションは、「ワッシャ」パターンから生成されたソリッドを使用してソリッドジオメトリを細分化します。
再メッシュして四面体メッシュ、六面体メッシュへパッドを適用します。
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[ジオメトリ編集ツール] で [操作] が [4辺形パッド] に設定されている場合、[内部ループを含む] と [ソリッドを分割] オプションを追加しました。
[ソリッドを分割] オプションは、「パッド」または「ワッシャ付きパッド」パターンから生成されたソリッドを使用してソリッドジオメトリを細分化します。
[ジオメトリ] - [コピー] コマンドの、 [回転] および [鏡面]コマンドを強化し、関連するメッシュを自動的に選択するオプションを追加しました。
■含めるエンティティ・オプション
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■ナンバリング・オプション
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■選択エンティティに対し、パターンの指定や、単一/複数コピーの繰返し数の指定が可能
■コピーの向き/変換:
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■回転の向き/変換:
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■マージ幅を指定する鏡面コピーオプション
[コピーの向き/変換] にある [移動後の位置] は、標準の座標定義ダイアログボックスを使って元の位置と先の位置を指定し、二点で定義されるベクトル方向にエンティティをコピーします。このオプションとダイアログボックスの [メソッド] を組み合わせて使用するととても便利です。
[メッシュ] - [コピー] のメッシュに対するコマンドで参照するジオメトリを同時にコピーするオプションを追加しました。
コピーするエンティティのIDをどのようにするのかを指定できます。
メッシュと一緒にサーフェス・ジオメトリを鏡面コピー、ナンバリングは既存IDに100オフセットされます。
プロパティ、エレメントに新しく、粘着ソリッド要素・ Cohesive(粘着)材料を追加しました。
プロパティの厚さを必ず指定するので、厚みゼロの粘着ソリッド要素を作成することが可能です。
■新プロパティ、エレメント
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■粘着ソリッドのプロパティ
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[メッシュ] - [スプリット] - [Cohesiveメッシュ生成] コマンドで粘着要素のレイヤを定義できるようになりました。
[メッシュ] - [スプリット] - [エッジスプリット] と類似しており、スプリット位置に粘着ソリッド要素の層を追加します。
コマンドを選択すると、[粘着要素をメッシュ] イアログボックスが表示され、粘着要素の挿入に関するオプションを指定できます。
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粘着ソリッド要素は通常のソリッドのように体積があるソリッドメッシュとして定義できるほか、天井と床を一致させ、形状的に平面要素として定義することもできます。
[ジオメトリ] - [カーブ] - [中心線] コマンドを追加しました。このコマンドは、ソリッドの中心線を表す曲線を作成します。
■属性なしでジオメトリに適用
ソリッドにプロパティが割り当てられていない場合に限り、生成されるプロパティはマテリアルのドロップダウンリストで指定された材料を参照します。
■すべてのジオメトリに適用
生成されるすべてのプロパティは、マテリアルのドロップダウンリストで選択された材料が使用されます。
■カーブ
1 つのソリッドを選択して一本だけ中心線のカーブを生成します。
カーブが選択されると、カーブの中点位置を求めてその位置でソリッドを切断した面の形状がビームプロパティとして使用されます。
■ソリッド 複数のソリッドを一度に選択することができます。選択が完了した後、中心線は次のいずれかの方法で生成されます。
[チューブのみ]を選択すると、最初の方法のみ使用して中心線を生成します。 |
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円形断面はFEMAP標準の円形断面で定義され、他はすべて一般断面として扱われます。
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![]() (1)元のソリッド |
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![]() (2)生成された中心線 |
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![]() (3)プロパティ定義(断面の定義) |
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![]() (4)中心線に生成されたビームメッシュ |
このコマンドはソリッドの中心線に1本のカーブを生成します。表示されるダイアログボックスの設定によって、生成される中心線は変化します。
データマッピングの改善により、クライテリア基準で要素への解析結果マッピングが可能となりました。
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[ビュー] - [高度なポスト] - [コンタモデルデータ] に [離散値] プロットが追加されました。
モデル情報から離散値セットを自動作成し、要素値、または数値範囲でのプロットが可能になりました。
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ポスト処理機能は通常、応力、変位などの連続量(実数値)を扱うために用意されているので、離散値のコンタ表示では、このセクションで必要な設定を行ってください。
[ビュー] - [高度なポスト] に [ダイナミッククライテリア] が新しく追加されました。対話形式での制限値調整が可能で、クライテリア表示もスライダーバーで動的に更新できます。
[ツール] - [レポートジェネレータ] コマンドが [ツール] メニューに追加されました。
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■エンティティ・タブ
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荷重セット、拘束セット、コンタクトペア、アウトプット、 グループ、積層レイアップ |
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アクティブ、すべて、選択 |
■ピクチャ・タブ(ビュー設定)
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文書の完成度は、FEMAPを実行しているパソコンにインストールされているワードのバージョンで異なります。Word 2015以降のご利用を推奨します。
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サーフェス ルールド/ビトウィーンカーブ
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性能改善 - フィーチャ除去
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[ファイル] - [マージ] の改善
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[メッシュ] - [エッジメンバ] の更新
FEMAPをご利用中のお客様は、インストールフォルダのpdfフォルダ内に新機能を紹介した「NewFeature_1200J.pdf」がありますので、そちらをご参照ください。
FEMAPのバージョン別の新機能はこちらからご覧ください。
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