Femap with NX Nastran 新機能
Femapのバージョンアップに伴い、FemapによるNastranのサポートが改善されました。より一層使いやすくなり、業務を効率的に進めていただけると思います。
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新オプション
初期設定の解析結果メニューにNastranオプションが新しく追加されました。アウトプットセットタイトルでは、Nastran OP2ファイルのタイトルを指定することが可能になりました。
静的サブケースIDを使用にチェックを入れると、FEMAPアウトプットセットIDとNastranサブケースIDを一致させるよう試みます。
Nastran 要素品質チェック
Nastran 要素品質チェックに下記項目を追加しました。
- 1次/2次板要素のNastran アスペクト比を追加
- 1次三角形板要素のエッジポイント長比率 (EPLR) を追加
- メッシングツールボックスとエンティティエディタに1次板要素のNastran要素品質を追加
- 解析セットマネージャのNASTRAN GEOMCHECKにも上記を追加
- Nastran要素品質チェックのAPI アクセスを追加


Nastran 周波数応答
Nastran周波数応答で以下の項目が改善されました。
- Nastran FREQの全てのエントリの入力と出力をサポート
- FREQ, FREQ1, FREQ2, FREQ3, FREQ4, FREQ5
- Nastran動解析フォームに新しい「ソリューション周波数」タブ導入
- 定義した周波数帯域をリスト表示


ノード拘束/自由度の設定
ノード拘束/自由度の設定において、拘束セットで変位をもつ拘束である、非ゼロノード拘束を設定ことが可能になりました。 [非ゼロのノード拘束を作成]ダイアログボックスは通常の拘束定義ダイアログボックスと同じ機能を提供し、さらに各自由度拘束定義チェックボックスの隣に変位を定義する欄が用意されています。定義した値の計算上の処理はお使いのソルバーに依存します。

エレメント/プロパティタイプの追加
エレメント/プロパティタイプのその他の要素に接地スプリング/ダンパと接地DOFスプリングが追加されました。接地スプリング/ダンパー要素は、スプリング/ダンパー要素のオプション定義で、ノードを1つだけ指定し、他端はグラウンド固定(接地)するものです。この要素の指定定義は、座標系指定か、プロパティの座標系を参照する方法のみです。
接地DOFスプリングも同様に、1ノードのみ指定し、他端を完全拘束します。
